2006-02-26

Professional

Professionalという言葉がある。私はProfessionalという言葉に憧れ、そうありたいと思っている。しかし時に現在の自分とその言葉が乖離していることに気付く。 来年度から私は、Professionalであることを要求される。研究者という時間に拘束されない職業であるから、24時間Professionalであることを要求されるのだろう。 私にはそう呼べるだけの、行動力、決断力、倫理観はあるのかと。

The West Wing 2nd SeasonのDVDを見てそう思った。


2006-02-25

SICP

論文執筆が終わったらやりたいことにHaskellの習得というのがあった。別にHaskellでなくても、関数型言語を習得したいと思っている。Structure and Interpretation of Computer Programs (SICP)の邦訳計算機プログラムの構造と解釈をずいぶん前に買っていたので、読み始める。 これはMITの学部一年生の教科書。MIT OpenCourseWareといってMITの授業のノートや試験、課題が公開されている。SICPを使った講義6.001 Structure and Interpretation of Computer Programs, Spring 2005に沿ってやってみることにする。

SICPに最初に触れたのは、学部の頃九州工業大学のMeLTというゼミに参加した時だ。 正直全然わからなかった。でも何故かその頃からリスト言語への得体の知れない憧れみたいなものが生まれた。さらにJava読書会に参加していた頃SICP読書会と合同で飲み会があり、 そのときSICP読書会のメンバの一人が関数型言語を教養として知っておきたいと言っていた。それ以降いつかはやらなければならない事リストの上位に入っていた。 来週は一週間近く休むので、その間に二章まで読了したい。

今日は蟲師の7巻を読了。明日は"押井守「戦争」を語る"というトークショーに参加。


2006-02-23

おんどとり

昨日温度ロガーおんどとりが納品された。温度と湿度のロガーなのだが、ネットワークでデータを取得できる。なかなか優れものなのだが、通信プロトコルが公開されていない。これはWebサーバをもっておりJava Appletを用いてデータをダウンロードするらしい。Webサーバが返すHTMLを読むと30秒に一度だがHTTPでデータが取れることが判明した。これを使って温度を記録するプログラムを書けと言われていたのだが。昨日は書き始める前に酒を飲んでしまって、書く気を無くしてしまい結局今日実装。

最近はネットワーク経由で、測定したり制御できる装置が多いのだが、通信プロトコルやコマンドが公開されていないので意味がない。プロトコルやコマンドが公開されていると、自由にそれらの装置を遠隔制御し、測定を自動化するプログラムが書ける。 ユーザが自由を手にするわけだ。自由度が高ければその製品を使うし、次もまた買う。 最近のメーカはユーザから自由を奪っていることに、「げげっ使えねぇ」という言葉を浴びせられていることに気がついて欲しいものだ。

Feb. 25, 2006 1952JST
どうやらおんどとりの通信プロトコルなどは、無償で公開しているらしい。ただ登録が必要。おんどとりを買った人が登録を渋っていた。めんどくさいみたい。


2006-02-21

emailの真贋

今朝は気がつくと昼だった(意味不明)ので、ワイドショーを少し見た(関係なし)。なんか民主党の議員が自民党の幹事長の子供と堀江氏に関するemailが本物か偽物か問題になっているみたいなことを言っていた。電子署名のされていないemailの真贋など特定できるのか? ヘッダがどうのこうの言っているが、メールヘッダなど、どーにでも偽造できるというのに。 ちょっとSMTPを勉強して、メールサーバとの通信の仕方を知っていれば、私が堀江氏の名を語って自民党の議員にemailを書くなど簡単だ。

だいたいemailなんてものは、もっというと暗号化されていないパケット全ては、盗聴されたり改編される可能性があることは暗黙の了解だったはず。 だから出所を明らかにしなければいけない場合や、改編されては困る場合は電子署名を付けるし、盗聴されては困るものは暗号化するのだ。そのための仕組みもちゃんとある。例えばS/MIME。

ということで、もっとマスコミも議員も、ネットワークの勉強をしましょう。RFCを読みましょう。 まぁこんなことで大騒ぎになるということは、裏を返せばemailの認証なんてこの程度のものということなのでしょう。


2006-02-18

学位取得とPostgreSQL Conf.

16日の分科委員会で私の学位が承認された。長かった論文執筆はようやく終わった。 ということで、このblogの目的も達したことになる。このblogの目的など、おそらく誰も覚えていないだろうということで、惰性で続けることにする。

昨日と今日は、品川でやっているPostgreSQL Conference 2006に参加した。 初日はクラスタだのなんだのという話が多かった。 私は環境放射線や商用電源電圧変動の長期測定をやっていて、そのデータをPostgreSQLにためている。Gnuplotを使って蓄積したデータをグラフ化する簡単なCGIを書いたので、結構みんな使ってくれている。 私の場合データが失われても加速器が止まるわけではないので、そんなに関係のある話ではないが、業務で使っているところなんかは、クリティカルな話のようだ。 今日はバックアップとセキュリティとチューニングの話がメイン。昨年の11月に出たPostgreSQL 8.xは結構進化している。8CPU以上でパフォーマンスが上がるという雲の上の世界の話だけでなく、バックアップがかなりよくなっている。PITR(Point In Time Recovery)は、トランザクションログを取っておくことで、任意の時刻の状態にリカバリできるというもの。これは使ってみたい。 今まではpg_dumpで静的バックアップしか取れなかったのだが、トランザクションログをリモートのディスクに定期的にコピーすることで、準リアルタイムのバックアップができるようになる。今7.4系を使っているので、8.xに上げるにはdumpが必要なので来週末この作業を行うことにする。ついでに少しテーブル構造にも手を入れたいので、パフォーマンステストとアプリケーションの書き直しをやらなければならない。

今日の話は基本的なことばかりだったようだが、私の知らない事ばっかりでかなり有意義だった。チューニングは特に何もしていないので、今日聞いた話をやってみれば、今動いているDBのパフォーマンスはきっと上がるに違いない。 このへんのメモをWebにあげる予定だ。


2006-02-14

St.Valentinusの悪戯

学位論文は昨日の夜印刷し終って、今朝製本屋さんに入稿しに行った。その製本屋さんは住宅街にあり、住宅が保護色になっていてなかなか見つからない。以前そこに行ったことのある研究室の先輩で携帯電話でナビしてもらいながら、なんとか到着。 表紙等の打合せをして製本屋を出た後、悲劇は始まった。

事務から至急連絡せよとの指令が届く。連絡すると先日提出した履歴書に誤りがあるという。 直したものを至急送れと。すぐ研究室に向かい、訂正し転送の手配をする。 するとまた至急電話せよとの指令。なんと論文要旨のタイトルが違うという。 まずい。とにかくBossと連絡を取り待機せよとの指示。 Boss曰く「あ〜こりゃ気づかんな」同感。よく気づいたなぁ。てかここで発覚してよかったというべきか。 以前も書類と発表会のプレゼンテーションのタイトルが違うということで、大変なことになったと聞いたことがある。 数時間後事務から指示があり、10部だけタイトルを直した要旨を印刷して送れとのこと。すぐ印刷して転送の手配をする。あとは学位を授与するか決定する分科委員会の席上でBossが弁明することになった。Bossごめんなさい。事務の担当のN女史ありがとうございました。

ということで、バレンタインなどと浮かれている状態ではないのでした。 そういえば私はバレンタインは嫌いだ。義理チョコには食べられるチョコレートが少ない。私は中になにか入っているチョコレートは嫌いだ。クランキーがギリギリで、マカダミアは不可。 義理チョコには、必ずといっていいほど何か入っている。それに本命チョコとやらには縁が無い。 ちなみに今日は紫蘇焼酎入りのチョコレートが配布された。ネタだ....やっぱりおいしくなかった....(汗) バレンタインなんて嫌いだ。


2006-02-13

学位論文執筆終了と水色のC-130

今朝は土曜日に製本に出していた博士論文を受取り、教務課に提出した。これで私の論文執筆は終り。数日後の分科委員会で合格か不合格かが決定することになる。

今日は10時から研究室で打合せだったので、提出のために都内に出ていたこともあり一時間遅れて研究室に到着。その途中、水色のC-130が飛んでいるのを見た。落下傘降下訓練に使われていた。あの機体はイラク派遣用だったと思うのだが、国内にいるのはどうして?航空自衛隊は撤収してしまったのかな?それとも落下傘部隊をイラクに投入するつもりなのだろうか。 音がジェットではないので、いつも落下傘降下訓練に使っているC-1でないのは確か。 見間違いではないと思うのだが。


2006-02-09

プレッシャーからの解放

といっても、上級資格取得のプレッシャーから解放されたわけではない。 学位論文のチェックを受けているのだが、 昨日もういいだろうという気配を感じた。なので今朝は機嫌がいい。 今聞いている昨日とどいた十二国記のサントラ十二幻夢曲もいい感じだし。 月迷風影とか最高。坂本美香のボーカルがすばらしい。 まぁ実態は、内容がOKというよりは、今週中に脱稿しないと本当に卒業できないとか、何回も見せているのでもう飽きたとかの要素のほうが大きいのだろうが。


2006-02-06

上級資格のプレッシャーと、どんでん返しの予感

訳あって次のアマチュア無線の上級資格の国家試験に合格しなければならなくなった。うーむ。今回はちゃんと勉強しなければ。まぁ今後は電気通信術(モールス)の試験は免除なので楽になったといえば、楽になったが。

現在秘密裏に動いているプロジェクトがあり、あまりにもうまく行き過ぎている。 我々のキャラクター的にこのようなプロジェクトがうまくいったためしはない。 よって必ず大どんでん返しがあるのではと戦々恐々としている。 おそらく後になればなるほど、でかいどんでん返しがあるに違いない。

あと全市全郡コンテストの結果が発表されていた。21MHzシングルオペQRP部門2位。 また2位か。まぁ勝てるとは思ってなかったけど。 あんまり人がいなかったので、7MHzでサービスしながらやってたのがいけなかったのか。 それとも途中でやめたから勝てなかったのか。両方だな。 正直ちゃんとやっていれば、勝てたスコアだった。と負け惜しみを込めて。 まぁ今回は昨年のAll JAと違って僅差ではないので、アンテナを買う口実になることはないだろう。

追記:Feb. 06 0649JST
10月にあった2級の試験問題を解いたら、工学104点、法規83点だった。合格基準は87点。ちゃんと勉強すれば合格しそうな気配。まぁ試験には最近出た問題は出ないから油断はできないが。調子に乗って1級の問題も解いたら58点と57点。合格基準はそれぞれ105点と87点。先は長い.... 当たり前だが1級はきちんとした知識を持っていないと合格しない。2級のほうは、ちょっと知っていれば文脈と感覚で正解が選べるものが多い気がする。


このblogは、http://www.argv.org/~chome/blog/noisefactory/に移転しました。

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