2005-10-31

BLOOD+

今日は朝から東京国際映画祭のProduction I.G.のイベントに行った。 ちょっと寝坊して最初のセッションのBLOOD+とIGPXの舞台挨拶はちゃんと見れなかったが BLOOD+とIGPXの特別編を見た。IGPXはターゲットが10代の男の子で、まぁお子様向けかなって感じだった。BLOOD+はすごかった。放送分を見ていないので定かではないが、昨日までに放送した4話分をまとめたものが上映されたようだ。私は重いテーマの話が好きだ。話もちゃんと作ってありそうだ。何よりも絵、特に線が力があって良い。萌え要素がないのも最近珍しい。来週からちゃんと見よう。

あと神山氏とかの対談も聞いたのだが、まぁそれは置いといて、押井守と鈴木敏夫の対談が面白かった。最初の一時間は二人とも憎まれ口を叩きあっていた。 何だかんだ言っても、鈴木は押井がちゃんと喋るように話を振ってるし、お互いを認めているんだなぁという感想。

立喰師列伝はテーマがおもしろそうだ。道端で弁当広げられないといい、歩きながら煙草が吸えないことといい、ルールを破る人間を許容することができない社会になっている。 人が立派であることを、向上心を持つことを押し付けられる社会になった。人間は元々立派じゃないんだから....ということらしい。 私は差別は他者の多様性を認める寛容さの欠如が本質的な原因だと考えている。社会がそうなっているのなら、差別される人をどんどん増やしているということになるのかなぁ。やっぱり他人を卑下しないと自分が保てないということは、やっぱり人間は元来立派な存在ではないということか。まぁこの辺のことはまだ自分の中で答えが出てないので保留。 まぁ例によって答えの出ない映画だから、一般ウケしないだろう。多少プロモーションするようなので話題にはなるだろうが。 最後にツバサとHolicの映画を見て、ラーメンを食して帰宅。

これから午前中にある打ち合わせの資料を作るために、入浴後研究室に行く予定。


2005-10-26

院生の戦場

暗い机
(ISO800 1/100sec F4.5 18-55mm EV-2.0)

私が論文を書くために占有している机にある電気スタンドを消し忘れて、部屋の電気を消したときいい感じだったので撮ってみた。わざとアンダーにして暗闇に浮き上がる机を出したかった。まぁまぁ思い通り。

私は文具にはこだわりを持っている。机の上のノートはツバメの大学ノートだし、鉛筆はHi-Uni、鉛筆削りはDUX、電卓はHP 48GII、キーボードはHHK Liteの英語配列、マウスはLogitechの光学マウス

今は今日の実験でテストするプログラムを書いている。論文執筆はおやすみ。


2005-10-24

ユーザビリティはソースコードの中にも存在する

私が書いたリアルタイムシミュレーションコードに間違いがあると、以前から指摘されていた。その原因が昨日わかった。問題のあるクラスのコンストラクタにエネルギを入力する必要がある。その引数の名前がE。コンストラクタはその引数を0.511で割った値を、メンバ変数Eに代入する。すなわち

class Simulator{
  private double E;
  private double k;

  public Simulator(double E){
    this.E = E/0.511;
    k = ....
  }
....
};

ここでメンバ変数kを初期化するのに、0.511で割ったエネルギを使って計算しなければならないのだが、仮引数Eで計算していた。Eではなくthis.Eを使わなければならなかった。何日もどこに問題があるのか頭を悩ませていたのだが、結局はこういうことだった。

これは防せげたBugである。たとえばメンバ変数の名前がGammaだったらこの問題は起こっていない。さらに物理的にもGammaという名前のほうが自然だ。 医療施設や軍、原子力施設といった、人の命にかかわるような施設では、間違いを起こさないように正しいところにしかささらないようなコネクタが採用されているように、間違いようのないデザインが採用されている。今回のことでコネクタといった工業製品のだけでなくソースコードにもこの思想がなければならない。そう思った。


2005-10-23

ファッション

来週末に知人の結婚式の二次会に参加することになっているのだが、どうやらフォーマルらしい。私にはヨレヨレのスーツ(夏用)しかない。新調してもいいのだが、今となっては仕立てが間に合わんか。オーダーメードってWebでもできるようになったのかぁ。以前サラリーマンになったら、初任給か最初のボーナスが出たらやってみようと思ったことがある。

ファッションでググってみると脱オタクファッションガイドなるページを発見。さらにオタク定番NGリストというページもある。うーむいくつか適合しているではないか。きっと私はオタクっぽく見えていのだろう。 しかしこのページに書いてある推奨ファッションは、私の好みに合わないので却下。 漢ってのはなぁ、見ためは二の次なんだよ。ジーンズに無地のオックスフォードシャツで十分なんだよ。だいたいめかしつけた野郎に限って使えたためしがねぇ。とついべらんめぇ調で言ってみたくなる。まぁんなこと言ってるからモテないのだろうが。


2005-10-21

結局Shutdown

先日のクラックされたサーバだが、Shutdownが決まった。 うちの研究室は一度ドメインが変わったのだが、変わる前のドメインを移行期間ということで残すために使っていたものだった。移行してもう2年くらいたつし、クリーンインストールする時間がもったいないので、もう止めてしまえということでShutdownということになった。 うーむ。ユーザも少ないし、rootパスワードも知っている、好きかってできる踏台として使っていた私が困ることになってしまった。私がもっているmail addressへのmailを全て集めて一括してフィルタリングしていたサーバなので、mailの移行を行なわなければならない。

幸いもう一つユーザアカウントがあるグローバルIPを持ったホストがあるので、そこを使うことにした。フィルタリングはSpamassassinを新たに使う。Spamassassinは日本語mailのフィルタが甘いので、ネット上にある日本語用のルールファイルを使用。あと.comドメインからのmailも携帯電話で受信できるようにした。あと問題はウィルスチェックだ。clamavを使えるようにしなければ。

と思いつつ今博士論文を書いている。なかなか筆が進まない。今月中に1st Draftを書き上げたいのだが。遅くとも来月の中旬には副査を交えた読み合わせがある。それまでには形になった論文が必要だ。

Oct.21,2005 2053JST: 誤字訂正 Thanks wzc


2005-10-17

Cracked!

不覚にも私が管理しているサーバにCrackerが侵入していた。それも9月6日から。1ヶ月も気づかなかったとは。

netstatしたらポート31337がESTABLISHEDだったので気がついた。 Logを見ると、あるアカウントにsshにパスワードでloginしている。幸いrootにsuできないユーザだったのでシステムへの影響は少ないと思われるが、他のホストへsshログインした形跡がある。見事に踏み台にされたわけだ。まぁLogを残しているところを見ると、そんなに腕の立つやつではなさそうだ。しかし油断はできない。というかこのシステムはもう信頼できない。

ひとまずsshのパスワード認証を切ってシステムを再起動。これでヤツはsshでloginできなくなったし、ポート3317にあがっていたIRC中継サーバも死んだ。一応rootkit対策でbase systemを再インストール。find / -user 侵入に使用されたユーザ名 とやると、/var/tmpにpsyBNCが見つかったので削除。実行ファイル名の日付を見ると10月8日。最初の侵入の日付と合わない。まだ何かある可能性が高い。とにかく今日の打ち合わせで報告して、メールをダウンロードしてもらい、システムを可及的速やかにクリーンインストールする必要がある。

銀英伝の「ハードウェアだけで戦争に勝ったためしはない」というセリフが頭をよぎる。システムはいくら堅牢でも、ユーザのパスワードがダメダメならそこから侵入されてしまう。

まぁ今回はユーザだけのせいではない。ユーザパスワードがダメダメの可能性が高いことがわかっていながら、sshのパスワード認証を有効にしていたことが主因だ。今思えば、自分は大丈夫という根拠のない油断があった。

今思いつく、クリーンインストール時にやらなければいけないことは

くらいかな。


Spamフィルタ

私のmail addressのいくつかは、携帯電話にも転送されるようになっている。しかし最近Spamが多すぎる。なぜか土日には来ない。もしかしてSpam出すやつらは週休二日なのか?

現在mail serverに簡単なフィルタリングスクリプトを作って動かしているのだが、さっき.comと.cxドメインの全てを携帯電話に転送しない設定にした。これで困ることがわかっているのは一人だけ。あとでwhitelistを実装して対処。 もちろんフィルタリングされても携帯電話に転送されないだけでPCからは読める。


2005-10-16

国立天文台の特別公開

昨日は国立天文台特別公開に行った。武蔵境からバスで15分とあったが結構遠い。まぁ研究所なんて街中にある必要ないし、天文台の場合は田舎にあってナンボだから仕方がないのだが。

到着したのが3時過ぎということもあり、まずTAMA300へ。予想通りだが長い真空チェンバしか見えない。TAMA300の実態は、片腕300mのマイケルソン干渉計。入ってすぐ小さなマイケルソン干渉計で原理を説明してくれる。なかなかわかりやすい。私は以前光共振器の振動を測定したことがある。鏡の振動をどうやって抑えているか聞いてみると、振り子に載せて振動の速い成分を抑える。遅い成分は電磁石を使ってフィードバックしているそうだ。

次に近くにあった太陽フレア望遠鏡に行く。これは4種類の望遠鏡を集めたようなもので太陽フレアを観測しているらしい。その隣にMIRAという赤外干渉計があり行ってみる。どうやら30m離れた二つの望遠鏡で同じものを見て、その干渉パターンで星の大きさ等を測っているらしい。さらにその隣にある自動光電子午環にいく。ここでは星の位置を測定しているらしい。望遠鏡が一本あり、それで星を見て望遠鏡が向いている方向で位置を求めるという装置だ。精度を出すためにわざと一軸しか動かないようにしてある。空気の屈折などを補正するために必要な気温や湿度をドーム内のいたるところで測っていた。

つぎにすばる天文台のブースへ。ここでは模型を使って、すばるのことをかなり詳しく教えてくれた。なんとあの主鏡の一枚鏡は時々はずしてアルミコーティングをやり直すらしい。すばる天文台が円筒形をしているのは、ドーム内の空気の動きが観測に支障が出ないように、風洞実験して調べた結果とのこと。あと望遠鏡のフレームが青いのは、赤外線の影響を少なくするために塗った塗料の色が青かったというだけらしい。あと三鷹キャンパスですばるの遠隔操作ができるようになっているのだが、その制御室も見せてもらった。SunのWorkstationが5~6台並んでいた。MotifっぽいXのプログラムだった。結局こういう大規模実験施設ってどこもSunなんだよなぁ。

最後に50cm反射望遠鏡に。もう6時前だったので暗くなりかけていた。曇っていたので何も見えなかったが。天文台の中の壁にホワイトボードのペンでびっしりと文字が書いてある。あぁやるやる。そこですばるのマウスパッドを欲しがっていた見知らぬ女性と話をした。あぁもっとがんばれば食事にくらい誘えたかなぁ。Shyな自分に自己嫌悪。

さてどうして天文台は球形のドームなのか。50cm反射望遠鏡のところにいた学生に聞いてみた。「どの方向にも向けられるからじゃないですか?」とよくわからない答えを返してきたので「すばるは円筒形だよね?」と畳み込むと逃げられてしまった。その答えを帰りのバスの中で考えた。おそらく建築の問題なのだろう。開口部が望遠鏡と一緒に回転しなければならないので、軽く作る必要がある。軽い材料で強度を出すには球形がいい。ということでドームになったのではないか。すばるは簡単にドームを回すことよりも、空気の揺らぎの影響を最小限にすることをとったということだろう。

写真は後日。


2005-10-15

眼鏡調達

正確に言えば全市全群コンテストの最中に眼鏡をなくした。それ以降裸眼で過ごしている。私の視力は0.1以下なので、結構ヤバいのだが意外に生活できるものだ。ただ不便だったのは実験の時。PCのディスプレィから20cm以上離れるともう見えない。なので今日調達した。

大抵まず眼鏡屋に行くと追い返される。私は潜伏眼振という障害があり、片目になったり暗くなったりすると目が無意識に左右に動く。だから視力検査がちゃんとできない。結局眼科で測ってこいと言われる。

私が住んでいる街は歯科が多い。異常に多い。にもかかわらず眼科が2軒しかない。1軒は眼鏡屋併設の感があるので必然的にもう1軒になる。午後の診療は3時からだったので3時に行くと待合室はいっぱいで、結局1時間待ち。しかし1時間待った甲斐はあった。検査にさらに1時間かかったがドクタがすごくて、眼底を見て乱視の量を補正した。ちゃんと測って処方箋を書いてくれた。すばらしい。

今日は国立天文台の一般公開だ。このために眼鏡を今日調達したと言ってもいい。TAMA300という重力波検出装置が見たい。


2005-10-10

I'm Busy Now!

現実逃避でこの記事を書いている。今から夜明けまでやることプライオリティ順に

  1. Cavity Controllerのネットワーク化
  2. Cavityみるぞぅ君の改良(ほぼ完了。あとネットワーク部分だけ)
  3. 学術講演会の原稿書き(朝9時まで)
  4. ゲームパッドからの入力をC#で処理する方法を調べ、プログラムに反映する

まぁ3番目までは必須。前二つが終わらないと今日実験ができない。3つ目ができないと学術講演会の予稿集の原稿が落ちる。濃い目のEarl Grey準備完了。今夜のきらきらアフロはあきらめる。以上!

追記 Oct.11 02:26
ライブラリのコンパイルがまだだったので、コンパイルしながら原稿を書く。やっと1ページ埋まった。図を貼っていないので文章はあと半ページ。原稿は目途がたった。

追記 Oct.11 04:46
図はまだ貼ってないが、第一稿を提出。ボスのチェックを受けていないが、修正は13日までできるので、ひとまずdummyデータを食わせておいて、あとでゆっくり修正するつもり。 ライブラリのコンパイルはSSL周りでヘッダファイルが無いと言ってエラーが出ているが、SSLは使わないので問題はないだろう。少し休んでプログラミングを始める。


全市全郡コンテスト終了

今回は21MHzシングルオペレータCW部門に参加。うーむ人がいない。過去の結果を見て最低30局いかないと勝てないと思っていたのだが、結果は15局。うーん優勝は無理だな。

PAQ氏は144MHzに参加した模様。直接対決は残念ながら無かった。


2005-10-08

準備完了

コンテストの準備はひとまず完了。17時からOceania DX Contestが始まるので、聞こえればサービスしようと思う。まだ出場部門は決めていない。PAQ氏は雨で移動は中止したそうだ。自宅から21で出るのだろう。今回は7/21MHzのデュアルバンダーを調整したので、コンディション次第ではPAQ氏との直接対決もありうる。楽しみではあるが、アンテナの防水加工をしていないので雨が気になる。さてどうなることやら。


2005-10-07

全市全郡コンテスト

週末は全市全郡コンテストなので、明日の夕方から準備する予定。21か7のシングルオペQRP部門に出る予定。7MHzであれば、アンテナの都合上電信部門になるだろう。21はたぶん電信電話部門だろう。21の電信電話は参加者がほとんどいないので、ちゃんと出れば勝てるだろう。7の電信部門は300局以上取らないと勝てないハイレベルな部門だ。まぁコンディションを見てどっちに出るか決めよう。友人のPAQ氏は50MHzで出ると言っている。おそらくどこかに移動するのだろう。

さてボスからパーマネントの求人情報をもらう。applyするか迷っていたがボスが出してみろという。ダメでも食いっぱくれることはない。まぁダメもとでやってみるか。


2005-10-03

C# and CORBA

以前書いた通り、C#を学んでいる。Windows.Formでアプリを書いてみたが、書き始めたらサックっとかけた。コンポーネントもUserControlクラスを継承すれば作れる。Visual Studio2005でC++の扱いが悪くなりそうなことに鑑みて、今後GUIを伴ったWindowsアプリはC#で書くことにになりそうだ。

問題はCORBA。.NETの実装がないかと探していたら、Remoting.CORBA Projectを発見。日本語の情報が見つからない。今夜あたりテストする予定。

そういえば学内の研究発表会に出なければならなくなった。博士課程は一回は参加することという暗黙の了解があるらしく、博士課程になってから一回も出ていないことが発覚。よってこの発表用に今週いっぱいで2ページの論文を書かねばならない。まぁここ一ヶ月間の成果をまとめればいいか。

Oct. 28, 2005 誤字訂正 Thanks wzc


このblogは、http://www.argv.org/~chome/blog/noisefactory/に移転しました。

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