2006-02-18

学位取得とPostgreSQL Conf.

16日の分科委員会で私の学位が承認された。長かった論文執筆はようやく終わった。 ということで、このblogの目的も達したことになる。このblogの目的など、おそらく誰も覚えていないだろうということで、惰性で続けることにする。

昨日と今日は、品川でやっているPostgreSQL Conference 2006に参加した。 初日はクラスタだのなんだのという話が多かった。 私は環境放射線や商用電源電圧変動の長期測定をやっていて、そのデータをPostgreSQLにためている。Gnuplotを使って蓄積したデータをグラフ化する簡単なCGIを書いたので、結構みんな使ってくれている。 私の場合データが失われても加速器が止まるわけではないので、そんなに関係のある話ではないが、業務で使っているところなんかは、クリティカルな話のようだ。 今日はバックアップとセキュリティとチューニングの話がメイン。昨年の11月に出たPostgreSQL 8.xは結構進化している。8CPU以上でパフォーマンスが上がるという雲の上の世界の話だけでなく、バックアップがかなりよくなっている。PITR(Point In Time Recovery)は、トランザクションログを取っておくことで、任意の時刻の状態にリカバリできるというもの。これは使ってみたい。 今まではpg_dumpで静的バックアップしか取れなかったのだが、トランザクションログをリモートのディスクに定期的にコピーすることで、準リアルタイムのバックアップができるようになる。今7.4系を使っているので、8.xに上げるにはdumpが必要なので来週末この作業を行うことにする。ついでに少しテーブル構造にも手を入れたいので、パフォーマンステストとアプリケーションの書き直しをやらなければならない。

今日の話は基本的なことばかりだったようだが、私の知らない事ばっかりでかなり有意義だった。チューニングは特に何もしていないので、今日聞いた話をやってみれば、今動いているDBのパフォーマンスはきっと上がるに違いない。 このへんのメモをWebにあげる予定だ。






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