2005-06-25

祇園精舎の鐘の声

「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」
物理的に考えれば鐘の声即ち鐘が出す音の高さ(周波数)や反響は、鐘の形状や材質で決まる一定のものである。ではなぜ諸行無常なのか、毎回違って聞こえるのか。実際には温度変化で僅かに形状は変わるが、変化量としては僅かなので周波数や反響に大きな変化はない。それじゃぁ聞いている人間が変わっているんだ。と確か立花隆が言っていた。

私は今それを実感している。つい数日前に撮った写真を手直ししていたら、例の紫陽花なのだが、右側が真っ黒なのでγ補正やりすぎたなぁと思っていた。いざ明るくしてみるとなんか気に食わない。見慣れたせいなのかもしれないが。 逆にテクノプレースの写真は、明るすぎではないかと思う。露出を一段階落とし、シャッタスピードを半分にしたものも撮っていた。なんかこっちのほうが良いように思える。テクノプレースを載せた時は、いろいろ試した中で一番よく撮れたと思っていたのだが。 まぁこうやって迷いがあるのは、価値観がまだ固まっていないからだろう。

昨日予定していただいたいのコードは書けた。ビーム位置計算はまだだが、どうすればいいかはわかっているので後は手を動かすだけだ。今日は午前中は都内の本屋に行く予定だ。電子ビームの位置を検出して、ある軌道からずれたらそれを戻すという制御コードを書いてる。私は物理を専攻しているので(といってもここ数年物理らしいことはしていないが)制御理論をちゃんと学んだことがない。octaveでシミュレーションしながら勉強できないかと思い教科書を探しに行く予定。せっかく都内に出るので、できれば新シルクロード展も見たい。午後は調達した教科書で、制御理論の勉強。






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